泥沼遺産相続 顛末記

自分がこの3年で経験した泥沼遺産相続の顛末記

無知は怖い

2017年11月27日(月) その頃の自分は、怪我をして、同居家族が高齢なら病院に入院くらいさせてくれるだろうくらい思っていた。 しかし、今は病院はどんどん退院させるんですよね。 この頃は無知で何も知らなかった。無知は怖い。 日曜の代休を取って月曜日…

決断

手術は、年齢的に難しいと思ったので、それを医師に伝えるために、廊下で待っていました。もう日付は変わっていましたが、呼ばれることもなく、その間に酔っ払いで暴れる奴はいるわ、眠いわ、自分日曜だけど仕事あるんだよーーー勘弁してよーーーと思ってい…

全てはここから始まった

2017年11月25日(土) 毎年、11月の最終土曜日に大学の時の、学科と体育局の集まりがあります。 毎年楽しみにしているのですが、この年は久しぶりに再会した友達もいて、いい気分で「さぁ三次会!」というところで妻からの着信。「お父さんが転んで救急車で…

このノンフィクションの背景

話しを進めていく前に、登場人物の他に、もう少し背景を説明しておきたいと思います。 実家は東京都の山の手線内。幹線道路が家の前を通る、小さいながらも角地。 お祭りでの結びつきが強く、都内とは思えないくらい「村社会」が存在している地域。 なので、…

登場人物4

自分: 母校と地元を愛する、還暦間近のちょっと頭と血の甘いオヤジ。 自分が頭の甘い分、立派な妻に助けられています。 この騒動が何とか終わったのも、全て妻のおかげと感謝しています。 子どもいないため、この泥沼遺産相続で学び、しっかり相続について…

登場人物3

豚姉: この騒動のもう一人の主役。 都内御三家女子高卒業後、目白の女子大で小学校の教師を目指すものの、音痴のためピアノの単位が取れず断念。 その後公務員になり、コミュニケーション障害の夫と結婚。 子ども男二人も輪をかけたコミュニケーション障害…

登場人物2

元母親: 父親の亡くなる少し前に、自分の留守番電話にむかって「あんたなんか家の子じゃない!」と叫んでいたので、「元」母親。 分割協議でも糞弁護士を雇い、この騒動を招いた張本人の一人。 コテコテの家族制度の家から父の元に嫁ぎ60年。 我慢も多かっ…

登場人物1

父 都内で3代続いた青果業店主。 大学の法学部まで出たのに、家族制度の関係で不本意に家業を継いだ。 「血」の薄い血縁で、祖父の二十七回忌以降集まることもなく、父本人の葬儀でも全員集まることはなかった。 仕事は熱心ではなかったが、その分町会の仕…

はじめに

2019年1月20日 「最近のあなたの態度に腹を立てたので、私も相続権を主張することにしました!」と長年「私は父に何かあっても相続放棄はするから、その代わり両親の面倒はよろしく」と言って何もしてこなかった豚姉の一言から、まさかTVドラマのような、こ…